オペラ…
ワクワクさせてくれて、全身全霊で鑑賞する最高のエンタメ
Mission Statement:
究極の芸術、”オペラ”を知って、人生をより楽しく、知識・教養も深めるあなたへ
♬ オマケ
≪理念に行きつくまで・・・・≫
20数年前、英国ロンドンでの学生時代、友人にオペラの荒筋を熱く(笑)語ることから始まりました。
私が初めて楽しんだオペラはロッシーニの「セビリヤの理髪師」です。
もうドタバタのコメディでありながら、アリアの面白さ、重唱の美しくも賢い楽しさ、、、、もうのめりこみました。
もっと見たい!聴きたい!
そして、
「誰か、一緒にいこ~!」
ロンドンで講師として登壇するようになったのは、
「好きだから知ってほしい。」という気持ちオンリーから。
時が経ち、結婚、出産、そしてアメリカへ。
娘4歳ぐらいの時に、シッターが見つからず、仕方なく、オペラに連れて行くようになってから、観客の年齢層の高さに気が付きました。
オペラやクラッシックの会場はシニアが大多数。
主人の転勤で引っ越した先のアリゾナの、ある会場で、シニアの方達と(AZなシニアが多い)、
「“墓場に片足突っ込んでる”観客ばっかりで、自分達があの世にいったら、誰が残る?」
なんて会話もあったり…(;^ω^)。
ふと、この子が成長したとき、いったい観客はいるのか???
「オペラやクラッシック音楽=つまらん。難しい」
なんて思われて、
絶滅しちゃう????
と不安に。
じゃあ何が私にできるかな????
と考えた時に、お隣のマダムが、
「アリゾナオペラでボードメンバー探してるから、あなたやりなさい!」
と突然言われ、プレジデントに連絡させられました(笑)。
後、AZをはじめ、米国都市のローカルオペラカンパニーのEducationアウトリーチで数々のポジションを経験。
NYではEducationダイレクターを務めつつ、パブリックスクールや、図書館に子供向けオペラの引っ越し公演をプロデュースし、観客の開拓(Audience Development)に努め、「オペラって面白~い!」と実感してくれる子供たちに励まされました。
子供は、スポンジ。
良いものは素直に受け入れてくれる!
これで一件落着…
いやー、ところが、、、、
子供たちにオペラの素晴らしさをわかってもらっても、子供たちに培われた「オペラは面白い!」と思う感動を維持させるのは、私たち、大人、親なんです。
極端にいえば、学校で良い経験や、知識/アイデアを得ても、日常、又は家庭で経験・学んだことをを再び触れる機会がなければ、それで終わってしまう可能性は大。
家庭でオペラやクラシックを全く聴かない環境と、BGMでも流れているのでは、耳の慣れ方が全く違います。
ロックのみ聴いていると、やっぱりクラッシックは違和感があるでしょう。
逆も言えますね。
私は、ロックもポップも(世代的に80年代ロック、ソウルです)大好きです。
ロックコンサートにも行きます。
行って、ガンガン踊って、子供たちに嫌がられます(笑)。
子供たちも彼らの世代の音楽(ロック、ポップ、ヒップホップ、カントリー)も大好きです。
でもクラッシクもオペラも聴きます。
すべてアンプラグド… 感性がビンビンになる
オペラ・クラッシックとポップやロックとの違いは、スタイルや、音域の違いはもちろんですが(音域が広いのは、耳から脳を刺激してくれるんですよ!)、 オペラやクラッシック音楽は、下手にオーディオ器械で音の調整をしていません。
聴こえてくる音は、そのシンガーや楽器から直接ダイレクトに聴こえてくる音。
そんな細やかな音、そしてオーガニックな音を聴ける耳、感じる脳は、感覚を研ぎ澄ます機会を与えてくれます。
過去の芸術と言われるオペラですが、過去=歴史です。
歴史を知るのは、素晴らしいことですよね。
でもその歴史を踏まえた上で、今は演出もアップデートされ、現在の私たちに
レリベントな舞台もあります。
「知る」という意識、「知ることによって理解を深める」エンターテーメントって、いいと思いませんか?
これは私個人の洞察ですが、最近の映画やゲーム、ドラマにしても、あまりにもダイレクトで、こちらの考える力、想像力、探求心を必要としないものが多いように思えます。
100%受け身というか。
それはそれでもちろん良いのですが、全て受け身はどうでしょう?
オペラやクラシック音楽、古典の絵画など、知識があると深く楽しめます。
それは、現在に作られたものでないので、時々、荒筋が不明だったり、登場人物の立ち位置が、よくわからなかったり、時代設定やバックグランドが、わからなかったり、ってありますよね。
例え知識が無く鑑賞しても、そのあと、あれ?っと思い、ググったりして知識を増やすきっかけになります。
*2020年7月、このページをアップデートしていますが、ミュージカル『ハミルトン』は良い例です。思わず、アメリカ史を学び、ググりしました(笑)
その作品に触れることによって、探求心、知識が増える、受け身ではなく、知る意欲のきっかけを作ってくれるエンターテーメントを楽しむ機会というのは、本当に大切だと思います。
さて、みなさん、オペラを一緒に体験して、ワクワクしませんか?