イル・トロヴァトーレ、ルナ伯爵

7/24、今日のトロヴァトーレ配信について

メットの『イル・トロヴァトーレ』のHD録音は、ソプラノがアンナちゃん版とソンドラ版があるけど、最高の悪役、ルナ伯爵役は双方ディーマこと、ディミトリ・ホロフトスキー。

2017年に55歳で脳腫瘍で急死して、世界のオペラ界に大ショックを与えました。

ディーマ:日本ではホロ様の愛称

私は正直、ディーマはやっぱりロシア系の作品の方が好きですが、今改めて聴くと(観ると)やっぱり凄いなあと思います。

私が大好きなトロヴァトーレ(しつこい)の大好きなアリアは、ルナ伯爵(バリトン)のIl Balenと言われるアリア。
これは女王の侍女のレオノーラに横恋慕するルナ伯爵が、彼女への愛を歌う感動するアリア。

インスタにも書いたけど、このシーンは、ルナ伯爵の敵、反王党派で愛するマンリーコが死んだと思い、出家を決心したレオノーラを伯爵が剥奪を企てる直前に歌われます。

この時代のオペラは、形式がキッチリ決まっていて、アリアのメランコリックなパート(カヴァティーナ)があり、でその後、第3者がなんだかの知らせを伝え、それにリアクションしたカヴァレッタ(アップビート)で曲のクライマックスを迎えます。

トロヴァトーレのこのシーンは、美しい愛のアリア🎵I’ll Balen ( 君が微笑み)の後、「出家の儀式が始まります」と従者に伝えられた伯爵が、「レオノーラは私のものだ!神をも彼女は奪えない!」とイキって、部下にも隠れて待つ命令をします。

でも….

ご苦労様です。


この部下って一応、王党派のソルジャーで、革命派と戦うのが任務。

ボスの横恋慕の彼女奪回任務(しかも既にフラれてる)の為に、戦の後の休息時に駆り出されて、いやあ、どうなの?
って🤣🤣思ってしまった(笑)
威厳は何処に?😅😅

私情に走るボスに従う部下は、大変よね〜。

でもオペラは私情が中心。

みんな理性無しの本性で行動(笑)

じゃなきゃ、こんな展開ないです🤣🤣

当然、マンリーコ死んでないし💪😂

お楽しみにー

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