はっきり言います。オペラ未経験の方。
You are missing something amazing!!!
そこで…
今更のMission Statement…(笑)
と言っても理念と言う程、偉そうなものはないのですが…
こんにちは。オペラ講座主催、オペラオタク母のYokoです。
オペラ講座のきっかけは、云十年も前、ロンドンでロイヤルオペラハウスに足繁く通う、オタク初期(笑)であった学生時代、友人をオペラに誘うのに、オペラの荒筋を熱く(笑)語ることから始まりました。
私が初めて心の底から楽しんだオペラは、オペラ体験2作目であった、ロッシーニの「セビリヤの理髪師」です。ドタバタのコメディでありながら、アリアの面白さ、重唱の美しくも賢い楽しさ、、、、もうのめりこみました。
周囲の観客も、アリアが終わるたびに、やんや、やんやの大喝采。
超有名アリア、「Largo al factotum 私は街の何でも屋」を歌い終えた後の、フィガロ役のバリトンの嬉しそうな顔ったら!今でもしっかり思い出せます。
オペラはワクワクさせてくれるんですよね。
とにかく、声を聴いて、オーケストラを聴いて、演技を楽しんで、歌ってる内容やセリフを字幕を追いつつ理解して(ほとんどが、イタリア語、ドイツ語、フランス語)。聴く方も必死です(笑)
ロンドンで講座として登壇するようになっても、「好きだから知ってほしい。」という気持ちオンリーだったのですが、子供が生まれて、一緒に連れて行くようになってから、観客の年齢層の高さに気が付きました。オペラやクラッシックの会場はシニアが大多数です。ある会場で、シニアの方達と、「“墓場に片足突っ込んでる”観客ばっかりで、自分達があの世にいったら、誰が残る?」なんて会話もあったり…。
最初はただ単に、我が子にオペラの楽しさをシェアしたいという思いのみでしたが、当時4、5歳の娘が成長したときに、周りにオペラやクラッシック音楽を、食わず嫌いで「つまらん。難しい」と思い込んじゃう人々ばかりで、この素晴らしい芸術を分かち合える友人がいないかも…と不安に。なんとかしないと!という自己中心な思いから、アメリカ各地のオペラカンパニーのEducationアウトリーチで数々のポジションを経験し、NYではEducationダイレクターを務めつつ、パブリックスクールや、図書館に子供向けオペラの引っ越し公演をプロデュースし、観客の開拓(Audience Development)に努め、「オペラって面白~い!」と実感してくれる子供たちに励まされました。
子供は、スポンジですものね。良いものは素直に受け入れてくれる!
でも…子供たちにオペラの素晴らしさをわかってもらっても、子供たちに培われた「オペラは面白い!」と思う感動を維持させるのは、私達の世代なんですよね。極端にいえば、学校で良い経験や、知識/アイデアを得ても、日常、又は家庭で経験・学んだことをを再び触れる機会がなければ、それで終わってしまいます。家庭でオペラやクラシックを全く聴かない環境と、BGMでも流れているのでは、耳の慣れ方が全く違います。ロックばかり聴いていると、やっぱりクラッシックは違和感があるかもしれません。私はロックもポップも(世代的に80年代ロック、ソウルです)大好きです。コンサートにも行きます。子供たちも彼らの世代の音楽(ロック、ポップ、ヒップホップ、カントリー)も大好きです。でもクラッシクもオペラも聴きます。
すべてアンプラグド… 感性がビンビンになる
ポップやロックとの違いは、スタイルや、音域の違いはもちろんですが(音域が広いのは、耳から脳を刺激してくれるんですよ!)、オペラやクラッシック音楽は、下手にオーディオ器械で音の調整をしていません。聴こえてくる音は、そのシンガーや楽器から直接ダイレクトに聴こえてくる音です。そんな細やかな音、そしてオーガニックな音を聴ける耳、感じる脳は、感覚を研ぎ澄ます機会を与えてくれますね。
過去の芸術と言われるオペラですが、過去=歴史です。歴史を知るのは、素晴らしいことですよね。「知る」という意識、「知ることによって理解を深める」エンターテーメントって、いいと思いませんか? これは私個人の洞察ですが、最近の映画やゲーム、ドラマにしても、あまりにもダイレクトで、こちらの考える力、想像力、探求心を必要としないものが多いように思えるのですが… 100%受け身というか。それはそれでもちろん良いのですが、オペラやクラシック音楽、古典の絵画など、知識があってより深く楽しめる、その作品に触れることによって、探求心、知識が増える、受け身ではなく、知る意欲のきっかけを作ってくれるエンターテーメントを楽しむ機会というのは、本当に大切だと思います。
さて、みなさん、オペラを一緒に体験して、ワクワクしませんか?
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