巨匠Verdiの大作『アイーダ』をメットで観劇して感激したい方へ

オペラファンのみなさま、こんにちは。

これからオペラを観たい方も、こんにちは✋

今日は、アイーダのお知らせです。

メットオペラ誇る、素晴らしい演出の(セットの)アイーダを一緒に観に行きませんか?

説明はよいから、クラス詳細にジャンプしたい方は、こちら

オペラ界の巨匠、Verdiの傑作『アイーダ』は、オペラの集大成

Met opera HPより

アイーダ、、、AIDA、、超有名作品ですね。

このオペラは、エジプトが舞台。

とくに有名なのは、エジプトが対エチオピア勝利後の、凱旋シーンの音楽。

これは、サッカーの応援歌(?)にも使われていますね。

中田選手が好きで、使い始めたのがきっかけとか(違ってたらごめんなさい。サッカー無知です(-_-;))

アイーダは、エジプトで初演されたんですが、Verdiは特にエジプトの興味があったわけでなないんですよね。

初演の際に、エジプトに来て指揮してーとラブコールを送られたんだけど、断固拒否😅

あんまり好きじゃない、当時成功してちょっと図に乗ってる指揮者を送ったとか😅

依頼されて作曲したこの作品、エジプト❤️ってわけで無く、Verdiによっては彼の永遠のテーマ、愛💛なんです。

でもその愛は、男女間の愛だけで無く、親子、祖国、とスケールが違う…

『アイーダ』の登場人物の軸は、エジプトの奴隷であるアイーダ(実は敵、エチオピアのお姫様)とエジプト軍のリーダ―、ラダメスの愛と、そのラダメスに横恋慕するエジプト姫のアムネリスの三角関係。その三人が、自国への愛、責任、そしてオーソリティーからのプレッシャー(国家、親、宗教、軍)に押しつぶされながらも、愛する人への想いを全うしようとするドラマなんです。

それを、ヴェルディの最高の音楽で表現される。。。。

各自のアリア(独唱)もすばらしいんですが、コンチェルタートと言われる、主要登場人物が、それぞれの想いを歌い、それに群衆(コーラス)がジョインするシーンは、圧倒、感動。

歌ってることは、それぞれ違うから、これがお芝居だったら、めちゃくちゃになるけど、オペラだと、もう、、、、感動で、胸が熱くなるんです。音楽の渦に巻き込まれて、人々の声=エネルギーにに吸い込まれて。

おまけに、メトロポリタンオペラのセットは、エジプトをくりぬいてきて、そのままメットの舞台に置いたような、とにもかくにも素晴らしい舞台です。

このエジプト!のセットと、メットのキャスト、最高のメットコーラスとオケで聴く、壮大なドラマ。。。。いやあ、絶対にお勧めです。

常に話題の演出・セット...モダン演出の可能性と理由

メトロポリタンオペラのアイーダは、前述したように素晴らしいセットで有名です。

が、噂では、今シーズン後に、このセットはお蔵入りするらしいんですよね。

コロナ前に、このセットが引退するってのは、アナウンスされていて、2020年の秋に新しい演出で、上演される予定でした。

その新しいセットというのが、、、、その監督が、現在の椿姫の監督。そして、リゴレットの舞台ををラスベガスに移動させた監督、、、、ブロードウェイで、Spring wakinigやHedwig and angry inchで賞をとったマイケル・マイヤーなんです。

私、Spring wakinigもHedwigも大好きな作品で、ブロードウェイ上演中には、なんども足を運びました。

でもねー、この感覚でオペラの演出って(-_-;)リゴレットの時には、勝手に歌ってる内容(イタリア語)の英訳を変えて、自分の演出に合うようにしたり、現在の椿姫では、本来の悲劇の理由でもある、「娼婦と自分の家族が交わるのを禁ずる」設定を、余分なキャラを登場させて、イマイチつじつまが合わなかったり。

と不安な理由を多くする演出家なんですよね。

だいたい、アイーダの演出って、最近カッ飛んでるのが多いんです。

英国ロイヤルオペラハウスでは、舞台が中国に飛んでる感じで、対中国との戦争?って感じだし。

コロナ中にあった、パリのオペラ座では、エチオピア人(アイーダとアイーダのパパ)は、巨大パペットだったし。そのパペット(人形)の後ろを黒子のようなシンガーが歌うの。

これらの不思議な演出は、全てアイーダ(エチオピア人)を演ずるシンガーに黒いお化粧をさせるのは、人種差別だ!って意見がすごいから。

大抵のアイーダ歌いのソプラノは、白人が多いんだけど、そうすると必然的に色の黒いファンデが、コスチュームの一部になるんだけど、それは間違ってる、、、と。

黒人のシンガーを雇えば、勿論それは解決だけど、オペラはビジュアルでなく、先ずはシンガーとしての能力だし。

アイーダを歌える黒人ソプラノが五万といるわけではないので、そこが難しい。

まあ、そんな微妙な状態を回避するために、舞台設定を本来のエジプトでなく、他の時代や、国に移すという、演出家や、オペラハウスの考えもわからないでもない。。。。。。。

パリオペラ座のアイーダ。石像アイーダに迫られるヨーナス粉するラダメス。真面目にやってる彼らに拍手だわ〜

そういえば、このパリの不思議パペット演出の監演出家、オランダ人の女性だったけど、「本当は黒人キャストにしたかったけど、私がこのプロジェクトに参加したときは、もうキャストは決まっていて、、(アイーダ役、ソンドラ・ラドヴァノフスキー、アイーダパパにルドヴィック・テジエ、でラダメスにヨーナス・カウフマンという最高のキャスト)。変えられなかったから、パペットにした。」ってインタビューで言ってました。

この人、オペラの事、何にもわかって無い(-_-;)。

このキャストを変えて、ビジュアルで選択するって、、、、しかも、ヴェルディのオペラを。

絶対避けたい演出家だわ、、、

メットの2024年ぐらいのアイーダ、、、、お願いだから、意味不明な演出家自己満足演出で、作曲家、Verdiが描いたドラマを別のものに勝手にしないことを願っております🥺

そういえば、今年の夏に、イタリアのヴェローナ音楽祭で、女王アンナ・ネトレプコが、肌を黒くしてアイーダを歌ったときは、もうすごいパッシングだったー。

そして、その黒いメイクをさせるヴェローナ音楽祭に抗議する意味で、アメリカ人ソプラノのエンジェル・ブルー(彼女は黒人)が、同時期に上演される椿姫を辞退。

これも賛否両論でしたねー。

ヴェルディの作品には、シェークスピアの『オセロ』をオペラ化した『Otelloオテロ』もありますが、それもいつも、オテロ役を白人シンガーが歌う場合、顔にダークなお化粧をするのは、差別と騒ぎになります。

まああああ、ヴェルディが亡くなって、もうすでに100年以上たってるけど、こんな騒ぎになるなんて、彼は思いもしなかったでしょうね。

ステージ上でのオリジナル解釈が人種差別とか、白人ばっかり雇うとか、ウクライナとロシアの戦争で、ロシアのミュージシャン解雇とか、プーチンは表明しろとか、挙句の果ては、ロシアオペラは上演するなとか、オペラ界は世界で何が起こってるか、思いっきり反映してます。

クラス参加の方でもよく話題に上がるけど、これらの動きがもっともだと言う意見と、政治とアートは別だ!いや政治とアートは常に衝突し反映してるから当然と言う意見と色々です。

皆さんはどう思いますか?

因みに、今回のメットのアイーダ役は、素晴らしいソプラノ、ラトニア・ムアが歌います。

彼女は黒人なので「メイク簡単よ!」と言ってます。ユーモアがあってよいわー。

メトロポリタンオペラで観る傑作『アイーダ』

ということで、2022年、最後のグループ観劇は、『アイーダ』

以下詳細です。

オペラ鑑賞日:12月17日(土)20時開演

オペラクラスに含まれる内容:オーケストラ席チケット、ZOOM予習講座2回、ZOOM感想会、お勧め録音リスト、YT動画リスト、資料、1ページ荒筋。

予習授業日程:12月1日~12月15日の間 お申込み完了後、ご参加の皆様と日程を相談後決定。

お申込み締め切り:11月11日

お申込み方法:お名前、参加希望作品、(アイーダ)、テキスト可の携帯番号、メルアド、お住まいの地域をご記入の上、以下にご連絡ください。

anintroductiontotheopera@gmail.com

今後の観劇クラス

以下をご参照ください。

現在募集中演目:2022-2023 メトロポリタンオペラ演目

作品名日程申し込み〆切参加費  メモ         
メデア10/8(土)8pm 満席終了$185
椿姫11/19(土)8pm 満席終了$239椿姫リピーター割引有
アイーダ12/17(土)8pm11/11$239Aidaリピーター割引
愛の妙薬1/21(土)1pm11/20$239
ローエングリン3/5(日) 2pm1/3/23$249
魔笛TBA
5月最終土曜又は6月2週目土曜
TBA$239

もっと詳しい内容はこちらから!

そして、、、、初めてのオペラクラスも開催したいと思います。

感謝祭後を予定しています。

こちらもご興味ある方は、ご連絡ください。

その他のクラスの詳細はこちらです。

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