日本は既に大晦日ですね。
こちらアメリカは、まだ30日。今日は頑張って、大掃除を大分こなしたので、充実感いっぱい。
しかも、掃除中に、SiriusXMラジオのMetオペララジオから、VerdiのMacbethが、、、、
大好きなオペラの一つ。これは、来年もよい予感が♡
SiriusXMラジオMet opera といえば、大晦日の明日は、メトロポリタンオペラは、恒例のガラ公演。
今年は、アンナ・ネトレプコのプッチーニガラです。
それが、ラジオで生中継されます🎵
5:25 pm – 10:00 pm New Year’s Eve Gala Starring Anna Netrebko (LIVE FROM THE MET)Nézet-Séguin; Netrebko, Eyvazov, Polenzani, Nikitin, Kelsey
米国内で、Sirius XMのサブスクライブをされている方は、必聴です!
2019年は?
今年は、レディースナイト初参加の方も沢山いらして、素晴らしい皆様との出会いがありました。
2019年レディースナイトの初オペラは、『カルメン』
人気/有名オペラなので、たくさんの方にご参加いただき、レディースナイト最高人数20名のグループで、熱血ロベルト・アラーニャ歌うドン・ホセを堪能。
(あ、でも最高人数は、秋のトゥーランドットで再更新♡26人でした)
終幕後、生徒さんの一人がポロっと言った一言
「私、ホセのお母さん(出てない)が可哀そうで、泣けてきました。」
え~!?(笑)それ??
「ひどい女(カルメン)に騙されて….ホセ。。。人生台無し。」
そういう見方があったか!確かに!
数日後の感想会では、母からみる『カルメン』で思いっきり盛り上がりました(笑)
ほんと、皆さんで、最高のオペラを観て、そのあと色んなことで語り合えるのって、楽しいですよね~。
『カルメン』で、ホセの母の気持ちも察して盛り上げる2019年幕開け♡
その後も、みんな大好き(になった)ハビエ・カマレナがアンコールを高らかに歌い、会場中大興奮だった「連隊の娘」や、プロシド・ドミンゴ、最後のメトロポリタン公演となった「椿姫」、、、
メットオペラにとって、歴史的な場面に、オペラクラスのみなさんと過ごすことができました。
なんて、ラッキーなんでしょう~!!
さて、ここで。。。
私のベスト オブ 2019
生徒さんとみた作品、私一人で観た作品、お友達とみた作品すべてから選びました。
特に順序はないのですが、、、、
ジークフリート
殆どの人が、ワルキューレを選ぶんだろうけど、私はジークフリート。
全てのキャストが、完璧でした。ジークフリート役のAndreas Scager、ミーメ役Gerhard Siegel, そしてWonderer(Wotan)のMichael Volle♡
あー、もう一回見たい!!
ファルスタッフ
Verdiの最後の傑作。学生の頃、提出物の為の徹夜明けの夜にENOで観て、爆睡したオペラ(笑)。でもそのあとにMetで観たら、面白かった。
けど、今回は、最高!主役のファルスタッフ役のAmbrogio Maesstriが、もうサー・ファルスタッフそのまんま!彼のイタリア語の美しさに、感激でした。
そして、Nanettaを歌ったGolda Schultsの天使のような声♡大ファンになりました。
最後に、Maestriが「Viva Vierdi!」と観客に向かって言ったのがまた感動。
Yes, !Viva Verdi!! こんな楽しい素晴らしい作品を作ってくれたVerdi。
思いっきり幸せな気分にしてくれました。(2回観た)
連隊の娘
幸せな気分といえば、このオペラを語らずして、2019年は終わらない!
この演出も良いんだけど、ハビエ・カマレナが舞台に登場した途端、みんなカマレナ君演じるトニオにLove。
全然イケメンとかじゅなくて、でも人がよさそうで、情けない、一途なトニオを最高に演じる彼。そして、声、声、声! コントロールも素晴らしく、高音はもちろん、全てを聴かせてくれる。
2月の極寒の中、みんなハッピーで、カマレナ君のファンになりました。
アドリアーナ・ルクヴルール
Divaのアンナ・ネトレプコ主演で、他キャストも最高の話題作品だったし、メットの2018-2019シーズンでは、人気ナンバー1に輝いた作品。
アンナちゃんも、ブリオン姫のAnita Rachvelishviliも、マウリツィオ役のベチャワも良いだけど、私が個人的に好きだったのは、Michonnet役のAmbrogio Mastri。これを観て、彼のファルスタッフに行こう!と決めたし。
指揮者のGianandrea Nosedaも、よかった~。オペラにおいて、指揮者がの良さが、本当に分かった公演でした。
マクベス
前から好きだったけど、、、、クラスのために聴きこんで、もっと好きになったこの作品。Verdi前期作品なんだけど、30年ほど後に、改正版を書いて、前期のベルカントと、後期のドラマとオペラの融合が見られる素晴らしい作品。
これも2回観に行ったけど、ほんと楽しく観られた。
このオペラを観てると、なんでこんなに自分がオペラを好きか、フフフとわかる作品(意味不明??)
でも、、、、
私は、楽しかったけど、この秋のマクベス、、、曰くつきだったんですよね。
多分メットに影を落とした週、、、
元々、この秋のマクベスは、セクハラ疑惑のプロシド・ドミンゴと、ジェリコ・ルチッチのダブルキャストでした。
でも、セクハラ疑惑渦中の人ドミンゴをメットで歌わせるマネージメントに、コーラス、オーケストラから苦情が。。。。
結局、マネージメントが、ドミンゴに辞退を勧めて、初日土壇場で、キャストチェンジ。ルチッチが全公演歌うことに。
私は、ドミンゴのバリトンは好きではないし、大好きなマクベスは、本当のバリトンの声で聴きたかったので、レディースナイトは、ルチッチの日を選択してたんですよね。
相手役のマクベス夫人は、アンナ・ネトレプコ。
レディースナイトでは、アンナ・ネトレプコとルチッチを皆さんで楽しみました。
でも配役の名前が似てる、、、マクベス、マクドフ、、、でみんな黒い恰好で、わかりにくい、、、
今回の発見は、Verdiの音楽はわかりやすいけど、登場人物が多くて、だれがだれか最初は、混乱しやすいってこと。
「あれ、誰ですか?」の声が多かったです。でもその質問もすぐに聞けるのが、レディースナイトの強み♡
ルチッチとアンナちゃんの殺人を目論むデュエットがよかったわ~(笑)
ばらの騎士
今月みたばらの騎士も、良かった!
サー・サイモン・ラトルが最高でした。
これも大好きなオペラ。
でも、、、、実は、、、、これを皆さんで観た金曜日、私としたことが、超忙しくて、殆ど寝てない状態で、しかも渋滞と闘いながら、オペラハウスに駆け付け、、、、
何度か、ふっと注意が飛んでいた時もあって、、、
ほんと残念。
やっぱり4時間半のオペラを観るときは、万全の体調で行くべきですね。
さてさて、来年は、何が楽しみ??かは、また次のプログで!
A Happy New Year !