明後日の水曜日、ヒューストンに車を走らせて、ヨーナス・カウフマンのコンサートに行ってきます。
エキサイティング!
去年、3月の1週目に、メトロポリタンオペラで『さまよえるオランダ人』を観てから、なんと19か月ぶりのナマオペラシンガーの声。
このナマの声ってのがすっごいポイントなんです。
対面って意味じゃなくて、ナマ、素、マイクを通さない声。
インパーソンのライブオペラや、ライブコンサートは、夏にトスカそして、NYのセントラルパークでのコンサートも行ったんだけど、どちらも🎤入り。
もともとオペラシンガーって、マイクを付けないのが前提で、訓練されてるから、マイクつけてる方が、彼らにはつらい。
セントラルパークのコンサートでも、マイクが入りすぎてて、ストレス、、、、とソプラノのジェニファー・ラウリーさんや、テノールのステファン・コステロ君が言ってました。
オースティンオペラのトスカの時は、未だ5月で、ワクチンもそれ程いきわたってないから、ちょっとカケみたいな感じで大きな野外会場、しかもオースティンのF1グランプリ会場で行われました。
その会場、空港も近くて、離陸の飛行機の音が、トスカとスカルピアのオタケビ(?)と共に聞こえ(笑)
なんかすごい世界だった。
オースティンオペラのオケのメンバーの友人の話によると、トスカ役のラトニア・ムアーの声量はすごくて、「リハ中にレースカーの音がすごかったけど、ラトニアの声それでも響き渡ってた。」って。
F1にも匹敵する声量。 さすが。
すごいんです、
オペラシンガーって。
声量の少なめのシンガーも勿論いるけど、プッチーニとか、ヴェルディ、そしてワーグナー、シュトラウスが歌えるシンガーは、声量が少なめはダメ。
だから、そんな人たちがマイクを使うって、やっぱり本来の姿じゃないのよねー。
しかも、マイクが入ると、なんかエコー??うまく言えないけど、下味じゃなくて、下音(したおと)?がワンワン、、ギンギンする感じ?
音が、やっぱりオーガニックじゃ全然ない。
ここまで書いて、お気付きだと思いますが、、、、
オペラハウスでは、マイクは使用していません!
観客に聞こえる声は、全てナマ、素。
会場で見かけたり、回によってはシンガーがマイクをつけてるときは、それは録音(配信やDVD作成)のため、又は、オケの音を拾うためです。
だから、生のオケに生のシンガーの声が、オペラハウスをいっぱいにして、その中に埋もれる瞬間、、、、、もう極楽です。
あ、もっと綺麗に言うと、包み込まれる瞬間(笑)
あー楽しみ!!
ヨーナス・カウフマン:
日本でキング・オブ・テノールと呼ばれるヨーナス・カウフマンは、ワーグナーもプッチーニも、ヴェルディも歌う声量が充実しているシンガー。
ヒューストンオペラのオケと共にアリアの数々、勿論ワーグナーも歌うらしい、、、、、ああああああ、楽しみ。
実は、ヨーナス、体調不良を訴えて、渡米前のミュンヘンでのガラコンサート&『運命の力』全公演キャンセルしたんですよねー。
これを、体調不良で、アメリカ公演は大丈夫?と不安になるか、アメリカ公演の為に、ミュンヘンのエンゲージメントをキャンセルしたか、、、?
体調を整えるためとか、はたまた、米国の入国許可の為に、ヨーロッパ以外で2週間療養してたとか?(笑)
興味深い~
→この辺は、前回のブログをご参考ください。
どちらにしても、もう米国入りしてるはず。あああ、楽しみー。
そして、!
11月には、私もNYのメットに戻ります。
演目は、ニュルンベルグのマイスタジンが―。。。
これはもう、、、、序曲から埋もれるでしょー。埋もれたい。埋もれに行きます。
考えるだけで、ハイになってきたー。
ということで、フェイスブックと、インスタがダウンしている今日、突然思い付きで、喜びを書いてみました(笑)
ヨーナスのレポート、しますねー。
では、Have great day!
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