今月からメトロポリタンオペラハウスで上演されるモーツァルトの遺作、『魔笛』。

あの有名な映画「アマデウス」をご覧になっていったいどんなオペラ？と思う方も多いはず。

巷では、ファミリー向けとか言われ、メットでも毎年短縮英語版のカラフルな舞台演出と共に、人気です。

でも、今回の魔笛は、違います。

確かにファンタジーワールドなんだけど、ディズニー的なファンタジーじゃなくて、PG13 的なファンタジー（又はR rated?)で、大人の演出です。

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簡単荒筋：

夜の国に迷い込んだ王子のタミーノは、王女に娘のパミーナの肖像を見せられ一目ぼれ。王女は、可愛いパミーナはザラストロという隣国の暴君にとらえられていると涙で訴え、タミーノは彼女の救出を誓います。タミーノのお供に無理やり任命された小心者のパパギーノ（鳥を採集して王女に捧げる鳥刺し）と共に救出の旅に出ます。二人はそれぞれ、護身の為に、魔法のフルートと魔法のベルを与えられ、そして3人の童子に導かれ旅立ちます。

ザラストロの神殿からパミーナの救出に失敗した二人は、捕えられますが、実際にザラストロに出会うと、彼は暴君ではなく、実は夜の王女が邪悪な心を持つ野心家だと知らされます。そして、真実を知るため、真実の愛を得るため、タミーノは3つ試練を乗り越えるチャレンジをを受けることになります。パパギーノもいやいやながら、逃げ出せず、試練に惰性でチャレンジします。

見事に試練を乗り越えたタミーノはパミーナと結ばれ、美味しい食べ物や飲み物に惑わされ、試練を堕落したパパギーノもまた、童子のアドバイスと魔法のベルのおかげで、可愛いパパゲーナと結ばれます。

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この人知ってる！演出家　　　　

今回の魔笛は、舞台演出家で有名な英国人、Simon McBurney。名前だけだとピンとこないけど、彼の写真を見れば、映画ファンには、あれ？と思う人もいるのでは。

ブロックバスター映画だと、ミションインパッシブルにも出てた、性格俳優でもあるんですね―。

その彼がクリエイトした魔笛の世界は、現実的で、ちょっとシュリアル。

実は2013年に既にEnglish National Opera で上演されて、大評判だったんです。

さすが、お芝居の国。

こういうドラマの意図追及する演出って、たまにカッとんでて、賛否両論。

でも、芸術は観て感じるだけでなく、その後その作品に関して話し合う機会をもたらしてくれるのも、一つの役割であり、醍醐味なんだと思います。

さてー、今シーズン

An Introduction Opera講座のオペラ観劇ナイトの最終演目もこちらの『魔笛』です。

観劇日は、シーズン最終日、千秋楽に行きます～‼

シーズン最終日って、なんだか力が抜けちゃう（笑）

ああ、秋まで何も見れない、、、、って（今年はヨーロッパに飛ぶつもりですが）

皆さん、ぜひ一緒に行きましょう！！

オペラ観劇ナイト『魔笛』ご案内。

既に、一度満席になり、キャンセルが出たので、再募集です。

詳細は以下：

観劇作品『Die Zauberflote　魔笛』By Wolgang Amadeus Mozart

観劇日時：6月10日（土）20:30~23:40

参加費：＄239　（オーケストラプライムチケット +予習講座2回＋感想会＋資料＋お勧め録音リンクその他）

予習クラス日程：応相談（参加の方と相談します）5・11～6・6の間

お申込み方法：以下からお申込みください。

一緒に観に行けないけど、予習クラスは興味ある！という方。

予習クラス日程は下記です。クラスは前半／後半の2回。下記よりそれぞれお好きな日程を選択して、上記の申込フォームの追記にご希望の日程をご記入ください。感想会は6／10以降です。

前半　5/12(金) Ny時間10am〜12時

　　　5\16(火) NY時間　20時〜22時

　　　5\20(土) NY時間　10am〜12pm

後半　5/28(日) NY時間　8pm〜

　　　5/31(水) NY時間　8pm〜