みなさん、こんにちは。
またしばらくブログから遠ざかってました。
その期間、個人的にも忙しく、なんと私のいま滞在するテキサスは、史上初の極寒、大雪、凍結に、ライフラインがマヒ。多くのご家庭で、停電、断水が一日以上続き復旧の目処がたたない、という状態です。
テキサスだけでなく、普通こんな極寒や大雪とは縁のない、ルイジアナやミシシッピーも大変です。
こんな時に、オペラの話なんて非常識ですが、もし電気が通っていたら、少し現実から逃避できるかも、、、と祈っています。
我が家は、今のところ、停電はなく、お水は、お情けほどしか出ませんが、既に準備をしていたので大丈夫です。
まったく、もうコロナに続き、この異常気象。。。。NYはこれからまた雪の警報が出てますね。みなさん、お気をつけください。
待望のアイーダ
さて、明日2月18日の現地時間19時半から、パリの国立オペラ座から、Verdiの『アイーダ』が生配信されます💛
異様に興奮している私ですが、何がこんなに興奮かというと…キャストなのー!。
大好きな(このブログでも一押しの)ソンドラ・ラドヴァノスキーが主役のアイーダ。 ソンドラについての記事は →こちら
現役人気ナンバー1のテノール、ヨーナス・カウフマンが、ラダメス.
そして、Verdiバリトン希望の星、ルドヴィック・テジエがアモナスロ。
これだけ読んだら、もう見たくなるオペラファンを多いはず。
アムネリス役の:ksenia Dudnikova (読み方不明)はよく知らないのですが、ヨーロッパで活躍するメゾソプラノ。
脇もガシッと硬くて、ファラオに ソロモン・ハワード。
そして、怖い(?)祭司長にディミトリー・ベロセルスキー.
指揮は、イタリアオペラの新星(でもないかな)ミケーレ・マリオッティ!
うー興奮する。
さすがヨーロッパの不思議演出
でもねー、プロダクションが、モダンなんですよ、今回。
あ、モダンっていうより、風変わり。
いつもメトロポリタンオペラの、エジプトそのままの超ゴージャスセットを観てきた私(や多くの皆さん)には、戸惑うかも。
ソンドラさんのSNS投稿によると、キャラクターは、操り人形であらわされるんですね。まるで文楽のように黒子に操られて。
この写真だけ見たら、何のオペラかさっぱりわからない(笑)
アイーダって、もともと、スエズ運河開通のお祝いに、カイロのピラミッドを背景に上演したいー!というパシャの願望から始まったもの。(開通祝い作品にはならなかったけど)
だから、エジプトのお話であるはずなんだけど。。。。まあ、色々いじるの好きですね(-_-;)
*でもVerdi本人は、別にエジプトに全く興味無かったんですよね。
だから、ただお願いされたから舞台はエジプトだけど、ドラマはエジプトじゃなくても良いんですね、きっと。
Verdiのいつものテーマ、愛国心(戦争/政治)と人間の愛(男女、親子)の狭間のドラマ。
今回の演出は新しく、若手演出家のLotte De Beerさん。彼女は、オランダ出身で、ドイツ語圏を中心に活躍しています。
LotteさんのTedトークでのスピーチを見つけたので、お時間のある方は是非。
なぜ、オペラをいじるのか(笑)、ストーリーをいろんな角度から見て、解釈したいんですね。
彼女は、大切なのは音楽とテキストっていうけど、このトークだけ聞くと、その音楽の大切なエレメントである声を忘れてるような気もしました。
このビデオリンクは、パリのオペラ座のhPから、アイーダについて、彼女のビジョンをかったったもの。
https://www.operadeparis.fr/en/magazine/staging-aida-today
Lotteさんの考えは、ファラオ時代のエジプトの話、というよりも、ヨーロッパの植民主義者社会が見たその植民地の創造、と同時に、過去と現在を考察する演出を表現するんだそうです。うーん。。。。わからん(笑)
まあ、先ず見てみましょう。
Verdiスペシャリストのリカルド・ムーティが聞いたら(見たら)、どう思うのか、それがしりたい(笑)
まあ、意味ない動作などを要求される演出よりも、シンガーたちは歌に集中できるのかも。
パリのオペラ座の前演出のアイーダは、まるでトランプタワー版アイーダだったので(-_-;)それよりは、よい?
どんな舞台になるか、新鮮で楽しみです。
フランスとドイツ圏内での配信?? VPNを使おう!
さて、この配信は、Arteというヨーロッパ中心の文化チャンネルの中のArte Concertでで配信されます。
ただ、GEOLOCATIONの制約があって、普通には、ヨーロッパ内からしか見れないんですよね😿
そこで、お助けに出るのはVPN。
日本でもいろいろあるようですね。
アメリカで、一般的にお勧めとされるのは、NordVPNというVPNの会社です。こちらがセキュリティがしっかりしているとか。
VPNを使うのは、IPを隠す(どこからログインしているか隠す)という目的なので、いろいろ考慮するところが多いのだと思います。(あ、間違ってたら、ごめんなさい。これに関しては全くの素人です)
ただ、私たちのように、ただ単に、ヨーロッパ内からしか見れないオペラを見たい!しかもたまーに、って場合は、特にあんまり考えすぎず、使いやすいものを選んだほうがよいかも。
私が、以前使ったのは、HMAというVPNサービスです。
HMA という名前は、(Hide My Ass = お尻を隠す)という意味(笑)
HMAは7日間無料トライアルがあるので、アイーダだけのためなら、こちらがお勧めです。
スマートフォンのアプリもあり、解約も簡単。
5台まで同時に使えるらしいです。(私は携帯でしか使ってません)
*携帯で7日間無料にサインアップした際ので解約の仕方
- iPhoneの場合は、Settingから一番上のご自分の名前とApple ID、iCloud欄を選択。
- Subscriptionを選択へ。
- そこでHMAを選択してキャンセルすればオッケー。
もし、また別の機会にVPNが必要な時は、同様にHMAを選択して、好きな期間(1日だけ使える契約もあります。)の契約購入ができます。
HMAは、米国・ヨーロッパで活躍するオペラシンガーの友人に教えてもらいました。
彼女も米国内でヨーロッパのオペラを見るときは、すべてHMAを使っているそうです。
https://www.hidemyass.com/en-us/pricing
アンドロイドにも対応なので、それぞれのアプリストアをごらんください。
『AIDAアイーダ』by Giuseppe Verdi
配信日:2月18日(木)19時30分(フランス現地時間)
鑑賞方法:以下のリンクをクリック!*VPNを使う場合は、Arteサイトに飛ぶ前に、VPNの設定を行いましょう。フランスに設定してください。
https://www.arte.tv/en/videos/100863-000-A/giuseppe-verdi-aida/
キャスト:
- Il re ファラオ(王) : Soloman Howard
- Amnerisアムネリス、ファラオの娘(ラダメスが♡) :Ksenia Dudnikova
- Aida アイーダ、奴隷。実はエチオピアの姫(ラダメスが♡):Sondra Radvanovsky
- Radamesラダメス、エジプト軍の隊長 (アイーダが♡) : Jonas Kaufmann
- Ramfis ラムフィス 祭司長 : Dmitry Belosselskiy
- Amonasro アムナスロ捕らわれた奴隷。実はエチオピア王、アイーダの父: Ludovic Tézier
ご覧になった方は、是非是非ご感想を教えてください!
そして、他にお勧めのVPNがある方は、そちらも教えてくださいね。
さて、今週末は、ウィーン国立歌劇場から、カルメンの生配信もありますよー。
またこれは、別にお知らせします!
Enjoy!!