オペラの季節フル回転ですね。FBでもメット、スカラ座、コベントガーデン、と色々なハウスの情報が上がっています。ワクワクしながら、アップデイトやコメント、そして批評を読んでる最中に目についたのが、パリ国立オペラ(オペラバスティーユ)のラ・ボエーム。
ラ・ボエームと言えば、プッチーニ作曲のパリのカルチェラタンが舞台で、若くて貧しいアーティストたちの恋の物語。
人気ミュージカルの「レント」は、ラ・ボエームが原作。 レントは、NYのイーストビレッジが舞台。NYCでレントを観た後、なんとなく作品の余韻を楽しめる。(今はイーストレッジはもっとオシャレで、ビンボー人は住めないけど、、、)
パリで、パリが舞台のラ・ボエームを観れば、またその余韻がパリの街の中でたのしめるんだろうな~思うのが大抵の場合。
けれど、は?この写真…
ニール・アームストロング(アポロ11号)主役のオペラでも出来たの?? 「that’s one small step for a man ~♪ one giant step for a mankind♬ これはひとりの人間にとっては、小さな一歩だけど~、人類にとっては~偉大な飛躍であーるー♬」とか歌ってるのかしらと思いつつも、赤いワンピの女性は誰??
ふしぎふしぎ?? もしかしてスポンサーの広告?
いやいや、、
これが、新世代の監督、クラウス・グート演出による、Opera De Parisの新プロダクションの「ラ・ボエーム」
・・・舞台は・・・宇宙・・・?
うーん、、、
どうやら、毎回前衛的な演出をして、人気と注目を得ているこグート氏、完全に今回は、プッチーニの作品を無視して、すっ飛んだ演出に走ったみたい。
案の定、初日では、ブーイングの嵐だったそうです。
なかなか理解出来ない演出は、結局作品の邪魔になるような気もします。
最高のキャスト(ヨンチェヴァ)で、最高の指揮者(グスターボ・ドゥダメル‼!)。グスターボ君はこんなブーを聞いたことがあるのかしら?(キャストとオケは素晴らしかったらしいです。)
♬なんと、これを書いている間に、Medici TVが本公演をパリから生中継するって! なんて太っ腹(笑)。あまりにもブーイングされたので、大きく出たのかな??
これはとっても良い機会なので、皆さんもグスターボ君率いるキャスト、オケの素晴らしい音楽を楽しみながら、摩訶不思議な演出(ビジュアル的には素晴らしいらしいです。ただ筋と全く合ってない(^^;))をお試し鑑賞しましょう~。 (うわっ!今バスティーユのHPを見たら、ヨンチェヴァさん、お病気でキャンセルですって? でもグスターボ君は元気)
こちらは→ グスターボ君のインタビュー ♡
ライブストリーミングは、12月12日USスタンダートタイム12時半からです。NY時間は13時半から。日本時間は12月12日午前3時半(=_=)ですね、、、、 リンクはこちら→ メディチTV
まあ、何回も既にボエームを観てから、ちょっと変わった演出も観てみたい、、、、というのなら、このとっても無理のある演出もありなのかもしれないけれど。でも、未だ初心者なら、せめてスタンダート、できればゴージャスなセットで観たいですよね。まるでパリにどこでもドアでいったような気分になる演出(笑)
それがメットのラ・ボエームなのです♡
ボエームを観たい人は、まずメットの演出を観るべき!
人気のプロダクションなので、なんどもリバイバルされているし、今シーズンはトリプルキャストで、初の黒人のミミとルドルフォという組み合わせもっあって、興味深いものでした。でも、お薦めは、後半のキャストのソニア・ヨンチェヴァ(Opera De Parisでも歌った彼女です)のミミ。彼女は、今現在の一番のミミ歌いと言われています。
そして広告? An Introduction to the Opera (私のオペラ講座です☺)主催のレディースナイト**(下記に説明があります)では、ヨンチェヴァさんのミミを3月10日に皆さんで観に行きます。
残席あと4席です。
詳細はこちら→ ♬♬♬
この公演は、のちに日本でもメトロポリタンオペラ・ライブビューイング(松竹主催)配信されます。これに合わせて、日本向けにもウエビナーを考えています。ご興味のある方は、是非ご一報くださいね。
**レディースナイトは、ただ単に皆さんでオペラを鑑賞するだけではありません。
より作品を楽しめるよう、公演の1週間ほど前にウエビナーでしっかり予習講座(ストーリー、背景、作曲家について、ゴシップ、裏話、シンガー、この演出について)を受講していだだきます。もちろんこのウエビナーは、リアルタイムで、動画や資料を使い、インタラクティブで行います。ウエビナーでも、あえて少人数制にしているので、質問や意見の交換のし易さも特徴です。
スペースボエーム?、、、怖いもの見たさで、結構楽しみ(笑)な私でした。